こんにちは、まこいちです。
先日、Amazonから真贋調査が入りました。
一瞬焦りましたが、無視することにしました。
真贋調査を無視します(笑)。
完全放置ですwww。
・・・
え!?それ、ヤバいんじゃないの!?
アカウント止められるんじゃないの!?
と思った人もいると思いますが、大丈夫なんです。
(※真贋調査で私に送られてきたメール)
今回私が受けた真贋調査はいわゆる「クレーム真贋」というやつで、対応しなければアカウントが止められるわけじゃないんですよね。
Amazonから届いたメールにも、
- 出品をキャンセルしました
- 出品の再開を希望するなら書類を出せ
と書かれています。
これって、逆に考えれば、
- 出品キャンセルで結構ですけど何か(笑)?
- 出品の再開は別に希望しないけど何か(笑)?
って事であれば対応しなくていいんですね。
対象となるのは、今回調査が入った商品だけの話なんです。
真贋調査にもいくつか種類があって、ちゃんと対応しないとアカウントが止められるものもあれば、無視してもいいものもあるのです。
Amazonの真贋調査に対して誤解している人もいると思いますので解説します。
Amazonの真贋調査は無視してOK!私が無視した理由とは?
Amazonの真贋調査にはいくつかの種類がある
Amazonの真贋調査には以下3つのパターンが存在します。
②「知的財産権真贋」
③「クレーム真贋」
それぞれについて解説します。
「ランダムピックアップ真贋」
この真贋調査は適切な対応しないとアカウントが閉鎖されてしまいます。
アマゾンで販売している人が最も恐れている真贋調査です。
指定された商品の請求書、または領収書の提出を求められます。
狙われるのは新規アカント!
「ランダムピックアップ真贋」で最も狙われるのは、新規の作りたての出品アカウントです。
Amazonでは、過去に偽物を販売していた悪質業者がいた事例があり、そうした悪質業者は新規のアカウントを利用するケースが多いです。
そのため、新規のアカウントには目を光らせており、悪質業者を排除するため、ランダムに抽出した新規出品者に真贋調査を行っているのです。
対応しないとどうなる?
真贋調査が入った時点でアカウントが既に止められています。
売上金も保留された状態になっています。
期限までに求められた書類の提出が無かった場合は停止中のアカウントが閉鎖されてしまいます。
FBAに在庫があった場合は、アカウント閉鎖後に出品者に強制的に返送されます。
そのアカウントでは今後一切アマゾンでの販売ができなくなってしまいます。
「知的財産権真贋」
この真贋調査は、対応しなくてもいきなりアカウントが止められることはありません。
対象商品以外であれば引き続きアマゾン上での販売が可能です。
「知的財産権真贋」は、その商品のブランド所有者がAmazonにクレームを申し立てることで発展します。
ブランド所有者がクレームを入れる理由
ブランド所有者の中には、自社の商品をAmazonで転売される事を快く思っていない人が多くいます。
Amazonで転売されると、値崩れが発生して商品自体の価値が下がってしまうからです。
なので、
自社商品を販売している出品者に対して、Amazonを通じて調査を入れてくるのです。
調査が入ると請求書の提出を求められます。領収書ではまずクリアできません。
対応しないとどうなる?
その商品の在庫がFBA倉庫にある場合は、その商品の在庫が全てアマゾンに差し押さえられます。
期限までに書類の提出なかった場合は、対象商品のFBA在庫が全て破棄されます。(廃棄費用は出品者負担)
今後のその商品の出品はできなくなります。
アカウント自体は引き続き運用可能ですが、アカウントヘルスに傷がつきます。
「クレーム真贋」
この真贋調査は、対応しなくてもいきなりアカウントが止められることはありません。
対象商品以外であれば、引き続きアマゾン上での販売が可能です。
今回私が受けた真贋調査はこのタイプの真贋調査です。
「クレーム真贋」は、商品の購入者がクレームをAmazonにあげることで発展します。
「クレーム真贋」は並行輸入品に多い
並行輸入品はこの「クレーム真贋」が特に多くなります。
並行輸入品を購入者したお客さんの中には、
「以前買ったものと違う。この商品は偽物だろ!」
「パッケージが以前購入したものと違う。これは偽物だろ!」
と、購入した商品を偽物と決めつけ、Amazonのカスタマーサービスに通報する人がいます。
こうして通報を受けたAmazonが、出品者に調査を入れるのが「クレーム真贋」です。
対応しないとどうなる?
その商品の在庫がFBA倉庫にある場合は、その商品の在庫が全てアマゾンに差し押さえられます。
期限までに書類の提出なかった場合は、対象商品のFBA在庫が全て破棄されます。(廃棄費用は出品者負担)
今後のその商品の出品ができなくなります。
出品アカウント自体は引き続き運用可能ですが、アカウントヘルスに傷がつきます。
(※私のアカウント健全性ダッシュボード)
今回の私の場合、「商品の信憑性に関するお客様からの苦情」というアカウント健全性評価に注意喚起マークがつけられました。
私が今回の真贋調査を無視した理由・・・
私が今回真贋調査を受けた商品は、楽天やヤフショで複数アカウントを駆使し、あらゆるショップから縦横無尽に仕入れた商品です。
提出書類を集めるだけで膨大な時間がかかります。最低でも1週間はかかります。
ちゃんとした書類を揃えるのは困難極まりないです。
中途半端な書類を提出したら逆にAmazonに疑いの目を向けられ、アカウントの状態が危険にさらされます。
そして幸運な事に、
今回真贋調査が入った商品は、FBAに在庫がありません。
つまり、差し押さえられる在庫そのものが無いということで、金銭的なダメージもありません。
- 提出する書類を集めるのは困難
- 金額的なダメージもほぼゼロ
であったことから、今回の真贋調査を無視することにしました。
もちろん、
真贋調査に対応しないことで以下のデメリットがあります。
- その商品(ASIN)は今後出品できない
- アカウントヘルスに傷がつく
今回の商品は、真贋調査が入ったカタログ以外にもカタログが存在し、別のASINでアマゾンで販売していく予定です。
アカウントヘルスには傷がつきますが、今回の真贋調査が入るまでアカウントヘルスはほぼ無傷状態でした。
今回の件で若干傷がつきますが、アカウントの運用自体に支障が出るほどのものでもありません。
真贋調査に対応する事と、無視することを両天秤にかけた場合、無視する事のほうが得策だと考えて今回の判断に至りました。
まとめ
Amazonの真贋調査にはいくつかのパターンがあり、対応しないとマズいものがある一方、対応しなくてもやり過ごせるものもあります。
また、中途半端に対応することで逆にアカウントが危険にさらされる場合もあります。
真贋調査が入った場合は、いきなりパニック状態になるのではなく、落ち着いて冷静に対応していくことが重要です。
対応しないという選択肢があることも憶えておきましょう。