この記事では、このような疑問に対して回答いたします。
Amazonでの出品、販売には様々な手数料がかかります。
表面上の売上、粗利だけに目がいきがちですが、Amazonでの販売にかかる細かな手数料を管理することで、実際にどれだけ利益が出ているか正確な額を知ることができます。
出品、販売にかかる細かな手数料と、実際にかかった費用を具体的に確認する方法について解説します。
Amazonでの出品、販売にかかる手数料と実際にかかった額を確認する方法
一般的なせどり販売を行う上で、Amazonに支払っている手数料、費用について説明します。
Amazon販売手数料
Amazonで出品した商品が売れた時に必ずかかるのが販売手数料です。
ジャンルによって異なる販売手数料の料率
販売手数料は、商品ジャンルによってその料率が異なります。
また、料率は随時変更されますので、自分が販売している商品にかかる販売手数料は小まめに確認する必要があります。
私がメインで取り扱っている「ビューティー」「ドラッグストア」「食品&飲料」ジャンルだけを抜粋すると以下のようになります。
カテゴリー | 販売手数料 |
ビューティー | 商品代金の10% (1,500円以下は8%) |
ドラッグストア | 商品代金の10% (1,500円以下は8%) |
食品&飲料 | 商品代金の10% (1,500円以下は8%) |
詳細はAmazonの公式サイトにて記載されています。
一部ジャンルの商品には成約料金が発生
上記の販売手数料とは別に、以下のジャンルの商品は成約料金が別途かかります。
・CD、レコード: 140円
・DVD: 140円
・ビデオ(VHS): 140円
実際にかかった販売手数料をセラセンで確認するには?
Amazon販売手数料は、注文毎にいくらかかったかセラーセントラルで確認することができます。
注文毎の販売手数料を確認するには?
セラーセントラルにログインし、
↓
レポート → ペイメント → トランザクション
を選択します。
各注文が一覧表示されますので、表中の合計金額の数字をクリックします。
すると以下のような注文詳細画面が表示されます。
この表の青文字「基準額」が販売手数料に相当します。
(販売手数料には消費税10%が課税されます。)
決済期間毎の手数料を確認するには?
Amazonでは2週間ごとに入金があります。
各期間における販売手数料は、ペイメントダッシュボードの一覧表における「Amazon手数料」に含まれます。
上記、赤で囲った「Amazon手数料」に販売手数料が含まれます。
FBA配送代行手数料
FBAに商品を納品して販売している場合は、商品が配送されるたびにFBA配送代行手数料がかかります。
配送代行手数料は商品サイズによって異なる
配送代行手数料は商品のサイズによって異なります。
小型、標準サイズであれば以下の料金が適用されます。
私が扱っている商品は、「標準2」に該当するものがほとんどです。
Amazonの公式サイトでサイズと料金を確認しておきましょう。
実際にかかった配送代行手数料をセラセン確認するには?
FBA配送代行手数料は、注文毎にいくらかかったかセラーセントラルで確認することができます。
セラーセントラルにログインし、
↓
レポート→ペイメント→トランザクション
を選択します。
各注文が一覧表示されますので、表中の合計金額をクリックします。
一例として、上記の「¥2,884」をクリックします。
すると以下のような詳細画面が表示されます。
この表の赤文字で表示されている「基準額395円+税39円」がFBA配送代行手数料の合計額となります。
FBA在庫保管手数料
FBAで商品を販売する場合、1日単位で在庫保管手数料がかかってきます。
在庫保管手数料の計算方法
在庫保管手数料は、1月から9月、10月から12月で算出する計算式が変わります。
小型、標準サイズを例にとると、
1~9月:
5,160円x [商品サイズ (cm3)] / [10cmx10cmx10cm]x [保管日数] / [当月の日数]10月~12月:
9,170円x [商品サイズ (cm3)] / [10cmx10cmx10cm]x [保管日数] / [当月の日数]
となります。
商品ジャンルによって産出される計算式が異なりまので、アマゾンの公式サイトで確認しておきましょう。
実際にかかった在庫保管手数料をセラセン確認するには?
保管手数料は注文毎には計上されず、一定期間ごとにまとめて計上されます。
ペイメントダッシュボードの一覧表における「FBA手数料」にFBA在庫保管手数料が含まれます。
この場合ですと、表中の「FBA手数料4,273円」にFBA在庫在庫保管手数料が含まれます。
FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料
FBAで商品を販売していると、必ずと言っていいほど購入者から商品が返品されます。
返品された商品で「販売不可在庫」に計上されたものは、FBAで販売することができなくなり、自宅に返送しなければなりません。
自宅に返送する際にかかるのが「FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料」です。
返送/所有権の放棄に関する手数料は、商品サイズによって異なり、小型標準サイズの商品であれば1点あたり50円前後かかります。
具体的な金額はAmazonの公式サイトで確認しておきましょう。
出品プラン別月額手数料
Amazonの出品プランには、小口出品と大口出品の二つの出品プランがあります。
大口出品、小口出品で月額費が異なる
小口出品では1商品あたり100円の手数料がかかるのに対し、大口出品は商品あたりの手数料がかからない代わりに月額4,900円の費用がかかります。
・大口出品・・・月額4,900の費用
その他、イレギュラーなケースで発生するAmazonの手数料、費用
以上がAmazonでの一般的なせどり販売でかかる手数料、費用です。
それ以外に、イレギュラーなケースでかかる手数料、費用として以下のものがあります。
長期保管手数料
FBAでの保管期間が365日を超えた場合に発生する費用です。
納品不備受領作業手数料
梱包要件を満たさずFBAに納品した場合、倉庫内でAmazonスタッフの別途作業が発生することに対する費用
商品ラベル貼付サービス
Amazonに商品ラベルの貼り付けを依頼する際に発生する手数料。